バランス整骨院 中原
鍼灸師の北村です。
「運動中に突然ふくらはぎが痛くなった…」
「ランニングをしようとした瞬間、太ももがピキッとした!」
運動をしていてこのような経験はありませんか?
それは肉離れと呼ばれる症状かもしれません。
肉離れは、スポーツ経験がある方にとっては
聞き馴染みのある怪我だと思います。
陸上競技、サッカー、野球…など
あらゆるスポーツで起こります。
実際に学生時代などに経験された方も多いのではないでしょうか。
しかし、肉離れは普段運動をしていない人にも
起こる身近な怪我でもあるのです。
実際に、患者さんのお話を伺うと
「駅の階段を下っている時にふくらはぎを強く痛めた」など
スポーツとは異なる場面で痛めているケースがあります。
肉離れの症状を放っておくと痛みが長引き
日常生活に支障が出ることもあります。
今回は、肉離れの原因や対応について紹介します。
肉離れは、筋肉が急激に引き伸ばされることで起こる「筋繊維の断裂」です。
分かりやすく言えば、筋肉が負荷に耐えきれず一部が傷ついてしまった状態です。
それでは、具体的な原因を見ていきましょう。
1.急な動きや負荷
肉離れは、走る、ジャンプする、止まるなどの
瞬間的な動きで起こりやすくなります。
スポーツ中はもちろん、日常生活で急に動いた時にも発生します。
痛めた瞬間に「ブチッ」と筋繊維が切れる音が聞こえる場合があります。
2.ウォーミングアップ不足
運動前に準備運動(アップ)をしないと、筋肉が温まらず柔軟性が低い状態で動くことになります。
この状態で急に負荷がかかると、肉離れを起こしやすくなります。
私はランニングをする前に
特に太ももやふくらはぎを伸ばすようにしています。
寒いこの時期は体が温まるまでに時間が掛かります。
どのような運動をする時でも
最低5分~10分のウォーミングアップを行いましょう。
3.筋肉疲労の蓄積
長時間の運動や慣れない動きを続けると
筋肉が疲労して力が発揮できなくなります。
普段から激しい運動をされている方や
最近運動を始めた方は要注意です。
筋肉に疲労が蓄積している時は
筋肉そのものが硬くなります。
押したり、揉んだりした時に
痛みを感じる場合は、疲労が蓄積している合図です。
肉離れをした時の対応とは?
肉離れが起こってしまったら、まずは焦らず適切な処置を行いましょう。
放置せず早めの対応をすることが、回復の重要なポイントです。
1.RICE処置を行う
肉離れ直後は、「RICE(ライス)処置」を行うのが基本です。
この処置は肉離れに限らず、あらゆる怪我の処置として有効です。
RICEの頭文字で覚えやすくなっているので
一つ一つ確認してみましょう。
R(Rest:安静)
痛みがある部分は、できるだけ動かさず安静にしましょう。
無理に動かすと悪化する恐れがあります。
I(Ice:冷却)
氷や冷却パックを使って、患部を冷やします。
1回15分ほど冷やし、腫れや炎症を抑えましょう。
「冷たくて気持ちいい」と感じる間は、冷やしが必要な合図です。
何セットか行い充分に患部を冷やします。
C(Compression:圧迫)
包帯やテーピングで患部を圧迫します。
患部を圧迫することにより、腫れを予防出来ます。
私が通った専門学校では
圧迫を最優先に行うように学びました。
それだけ患部を腫れさせない事は大切なのです。
E(Elevation:挙上)
患部を心臓より高い位置に上げておくことで、腫れを防ぎます。
たとえば足を肉離れしてしまった時は
足の下にクッションなどを入れて、足を上げるようにします。
2.早めに専門の施術を受ける
自己流のケアで済ませてしまうと痛みが長引いて
更に再発の原因になることがあります。
バランス整骨院中原では
痛い箇所の治療と全身のバランス調整を行っています。
症状が強い時や、上記の対策をして改善さない時は
ぜひ当院にご相談下さい。
早急な改善へのサポートをしていきます。
3.リハビリとストレッチ
痛みが引いてきたら、少しずつリハビリを始めましょう。
最初は無理をせず、軽いストレッチや筋肉をほぐす運動からスタートします。
痛みが引いて「これならいける!」と運動をして
同じ部分をまた痛めてしまう方は非常に多いです。
まとめ
肉離れは、筋肉に急な負荷がかかることで発生する身近なケガです。
まずは「急な動きに気をつけること」「筋肉の柔軟性を保つこと」が予防の第一歩です。
そして、万が一肉離れが起こった場合は
RICE処置を行い痛みの悪化を抑えましょう。
適切な予防処置で肉離れを防ぎ、快適な生活を送れます。
今回の内容が皆さんの健康に役立てられれば嬉しいです。
バランス整骨院 中原
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